あんなやつ大嫌い
「外で?
コート使っても良いのよ?」

悠里が首をかしげたが、小鳥は困ったように笑った。

「ダメダメ。
今のままコートに入ったら試合にならないから。
今まで通り外でやろう!」

「確かにそうかもね…
じゃあ全員外に出て、アップ行くよ!!」

悠里が声をかけると、ぞろぞろと移動し始めた。

「さっさと行く!!」

「「はいっ!!」」

小鳥の怒鳴り声に、ようやく部員達は走り出した。

小鳥と悠里は顔を見合わせて苦笑いを浮かべた。

外に出ても緊張感はあまり変わらなくて、小鳥も悠里も困ったようにメンバーを見つめた。

まさかここまで勝ち進むとは思わなかった様で、全員の中には緊張と戸惑いが入り雑じっていた。

「皆聞いて…
緊張しても良いし、戸惑っても良い。
そんなの当たり前だから。
私も悠里もメチャクチャ緊張してるし、すごく不安…
でも、ここまで来たんだよ?
やるしかないでしょ?
だから頑張ろうよ!」
< 127 / 203 >

この作品をシェア

pagetop