あんなやつ大嫌い
そう言われて小鳥はハッとした。

確かに皆につられて落ち込みそうになってた心が、今では絶対の勝利を信じて疑わない。

そのきっかけをくれたのは、間違いなく大将だった。

「…ヒロにそんな優しさないない!
偶然だってぇ♪」

小鳥は自分の気持ちも誤魔化しながら笑った。

「「本当に?」」

いつの間にか背後に立っていた美魅と璃里がニヤリと笑い、悠里も含み笑いを浮かべている。

「あぁもう!
とにかく勝つの、勝てば良いの!!」

小鳥が叫ぶと、部員達は目を輝かせた。

「最後の試合にはしないから!!
まだまだ勝ち続けるよ!!」

「「オー!!」」

全員笑顔で会場に戻った。
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