あんなやつ大嫌い
紫音が現れたことで、小鳥の周りにいた後輩たちはサッと散り散りになり、小鳥と紫音を見つめながらヒソヒソと話をしている。

「…悪いことしちゃったかな?」

「そんなことないよ!
助かりました♪」

苦笑いを浮かべる紫音に、小鳥は優しく微笑みかけた。

「それにしても小鳥は人気者だね♪
会場にいた応援団には驚いたよ。」

「まあね♪
でも紫音の応援が一番嬉しかったよ?」

「…可愛いこと言ってくれるね♪」

小鳥と紫音は目を見合わせて笑った。

「小鳥、お疲れ様。」

同じく後輩に囲まれていた悠里が、苦笑いを浮かべながら小鳥の目の前に立つと、紫音は然り気無く席をはずしてくれた。

「いやぁ…
見た目も良くて、優しくて、やることがスマート。
小鳥、いつの間にあんな彼氏作ったの?」

悠里はそう言いながらニヤリと笑った。

小鳥は予想外の言葉に、思わず咳き込みながら笑った。
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