あんなやつ大嫌い
盛り上がりは夜の11時を過ぎても冷めることなく続き、最終的には駿と保護者達が強制的に終わらせる形でお開きになった。

3年のバレー部員達は最後まで手伝わせてもらえず、これくらいはと集まってくれた全員を見送る事にした。

「そんな、先輩方より先には帰れません!」

「私達が皆様を見送りたいくらいです!!」

3年生の申し出に、バレー部の後輩も応援に来てくれた生徒たちも猛反対だった。

「私達は先輩だから、皆が帰ったのを見届けないと帰れないよ。
それに、こんなに色々してもらった事、本当に感謝してるの…
だから、見送らせて?」

小鳥の一言をきっかけに、ようやく全員が帰宅準備を始めた。

「じゃあこんなのは?」

「この方がいい感じ?」

「「うん、完璧。」」

いつの間にか美魅と璃里に仕切られて、3年生は横一列に並んで握手会の様なお見送りになってしまった。

保護者達はどんな顔で見ているのかと気持ちが折れかけたが、保護者達の方が盛り上がっていたので、小鳥達はやけくそ気味に愛想を振り撒いていた。
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