Love Prince―18歳の初恋―【完】
20‐叔母様の登場



―――迷子になり、辿り着いたのは、ママのお墓のある墓園だった。

ママが大好きだったらしい薔薇の石碑が左右に置かれた、お墓。

ここへ来たのは、導きだったのだろうか。

ただの偶然で、ここに来るのは、難しい筈。



「ママ…。18歳になっても、迷子になる娘なんて、恥ずかしい?」



お兄ちゃんやお姉ちゃん。

先生たちにも、たくさんの迷惑を掛けて来た。

どうしたら、迷子にならないかなんてわからないから、謝る事しか出来ない。

でも、みんなが大好き。

大人になるのはまだ先でも。



「あ、あのね…先生、龍哉って彼氏が出来たの」



いつかここへ、結婚の挨拶に来る日があるかも知れないよ。
< 187 / 440 >

この作品をシェア

pagetop