太陽とひまわり
肌色で、細くて・・・指があって・・・手首もあって・・・。
・・・人間?!
「いってぇー。」
「太陽?!」
足をつまずいた。
つまずいた原因は太陽の手だった。
あぁ、太陽いたんだね。
ひまわり畑の中をたってたんじゃなくて、ちかくで寝転がってたんだ。
「ぁ。」
「ぁ・・・どっどーも。」
もしや、いきなり太陽って呼んじゃって怒ってるかな??
でも、呼び捨てで呼んでいいんだよね??
「なんでいんの??」
「ひまわりを・・・見たかったから。」
「ふーん。」
そう言いながら、太陽は起き上がった。
「・・・えっと、隣いい??」
「ん。」
短い返事をした太陽は、どこか遠くを見つめていた。