太陽とひまわり

肌色で、細くて・・・指があって・・・手首もあって・・・。



・・・人間?!



「いってぇー。」


「太陽?!」



足をつまずいた。

つまずいた原因は太陽の手だった。



あぁ、太陽いたんだね。

ひまわり畑の中をたってたんじゃなくて、ちかくで寝転がってたんだ。




「ぁ。」

「ぁ・・・どっどーも。」


もしや、いきなり太陽って呼んじゃって怒ってるかな??

でも、呼び捨てで呼んでいいんだよね??




「なんでいんの??」

「ひまわりを・・・見たかったから。」

「ふーん。」


そう言いながら、太陽は起き上がった。


「・・・えっと、隣いい??」

「ん。」


短い返事をした太陽は、どこか遠くを見つめていた。


< 33 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop