VALEN-TINE
「何の?!」

あたしは口をO型の口にして聞いた。

「それはまぁ・・普通に・・男優の?」

哉多がさらっと言った。
ええ~でなんであたしとラブ??

「なんで兄弟愛?」

「ん~なんでだろね?それがテーマで、お母さんがねぇちゃんで試せって」

おいおい、お母さん。
あたしだって焦ったじゃんっ!!

「ビンゴだねっお母さん♪」

哉多は嬉しそうにそういった。

「ビンゴだけど、あたしにとっては全然ビンゴじゃない~」

あたしは足をバタバタさせて、駄々をこねるように言った。
哉多はそういうことでっといって部屋を出て行った。



びっくりしたぁ~。



けど、普通の兄弟でよかったな。
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