十五の石の物語
「あ、あれっ……」
暗がりの中、サリーが何かをみつけ声を上げた。
「レヴ!実だよ!ここに実がなってるよ!」
「実…?」
サリーに手を引かれ、私が掴んだそれは、小さ目の葡萄程の大きさのものだった。
近付くと甘酸っぱい匂いが鼻をくすぐる。
サリーは少し匂いを嗅いでから、その実を採り、躊躇なくそれを口に入れた。
「思ったよりも酸っぱいね…それに苦いよ。」
そう言いながらも、サリーはその実を立て続けに食べ続ける。
「大丈夫なのか?」
「あんたは心配性だね。味は良くないけど、なんともないよ。」
サリーにそう言われ、私もその実に手を伸ばし、恐る恐る口の中に放りこんだ。
サリーの言う通り、酸味が強く後味に苦みが残るが、果汁が多いため、喉の渇きが少し癒されるような気がした。
小さいのでひとつひとつではまどろっこしく、私は、今度はいくつかをまとめて口の中に放り込んだ。
いっぺんに頬張ると、舌がピリピリするような感覚を感じた。
しかし、それでも私達は喉の渇きと空腹を忘れようとするかのごとく、手当たり次第にその実を口に運び続けた。
暗がりの中、サリーが何かをみつけ声を上げた。
「レヴ!実だよ!ここに実がなってるよ!」
「実…?」
サリーに手を引かれ、私が掴んだそれは、小さ目の葡萄程の大きさのものだった。
近付くと甘酸っぱい匂いが鼻をくすぐる。
サリーは少し匂いを嗅いでから、その実を採り、躊躇なくそれを口に入れた。
「思ったよりも酸っぱいね…それに苦いよ。」
そう言いながらも、サリーはその実を立て続けに食べ続ける。
「大丈夫なのか?」
「あんたは心配性だね。味は良くないけど、なんともないよ。」
サリーにそう言われ、私もその実に手を伸ばし、恐る恐る口の中に放りこんだ。
サリーの言う通り、酸味が強く後味に苦みが残るが、果汁が多いため、喉の渇きが少し癒されるような気がした。
小さいのでひとつひとつではまどろっこしく、私は、今度はいくつかをまとめて口の中に放り込んだ。
いっぺんに頬張ると、舌がピリピリするような感覚を感じた。
しかし、それでも私達は喉の渇きと空腹を忘れようとするかのごとく、手当たり次第にその実を口に運び続けた。