十五の石の物語
「うっ…」

それは、ほぼ同時に始まった…



「レヴ……頭が…」

私にはサリーの言いたいことがわかった。
頭がぐるぐると回るような酷いめまいに襲われたのだ。
私達は立っていられず、がっくりと膝をつく。



「あぁ……」

何がどうなってるのかもわからないまま、意識が薄れ、私達はそのままバッタリと倒れこんだ。







「う…ぅうん…」

「あっ!気が付かれましたか…?」

私が目を開けると、そこは粗末な部屋の中で、私はベッドに寝かされていた。
見知らぬ男が私の顔をまじまじと見つめている。
その男の顔がどことなくおかしいことに気が付いた。
顔が醜いとかいうわけではなく、顔の造り自体は整っているのだが、どこかに妙な違和感を感じるのだ。



「ご気分はいかがです…?」

「…あ、あぁ…まぁまぁ…です…」

まだなんとなく頭がふらふらとする感覚はあったが、耐えきれない程ではなかったため、私はありのままそう答えた。



(ここはどこだ?私はなぜこんな所に…?!)

私は目を閉じ、記憶の糸を手繰り寄せる。



(……そうだ!
私達は確か森の中に入り、そして迷って……
……それから、どうした…?!)



おかしなことに、私の頭には白い靄でもかかったように、森に入ってからのことが思い出せなかった。



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