お兄さんと【完】
『お前今どこにいんの?』
その言葉をそっくり返したいくらい、ガヤガヤと周りの雑音が聞こえる中にお兄ちゃんの声。
「今かずちゃんのお兄さんに送ってもらってるの!」
きっとこの狭い車内ではいくら雨の音がうるさいと言えど、私の会話くらい聞こえちゃうと思う。
それでも、一応声は押さえ続ける。
『俺今朝寝坊して家の鍵持ったままなんだよなー。』
「え!!?家の鍵持ったままなの?どういうこと!?」
思わず大きな声を上げてしまって、バックミラー越しにお兄さんの視線が気になる。
『お前どっかで時間つぶしてろよ。こっち終わったら迎えに行くから。』
そんな勝手なお兄ちゃんの言葉に何も言葉が出ないまま、一方的に電話は切られた。
その言葉をそっくり返したいくらい、ガヤガヤと周りの雑音が聞こえる中にお兄ちゃんの声。
「今かずちゃんのお兄さんに送ってもらってるの!」
きっとこの狭い車内ではいくら雨の音がうるさいと言えど、私の会話くらい聞こえちゃうと思う。
それでも、一応声は押さえ続ける。
『俺今朝寝坊して家の鍵持ったままなんだよなー。』
「え!!?家の鍵持ったままなの?どういうこと!?」
思わず大きな声を上げてしまって、バックミラー越しにお兄さんの視線が気になる。
『お前どっかで時間つぶしてろよ。こっち終わったら迎えに行くから。』
そんな勝手なお兄ちゃんの言葉に何も言葉が出ないまま、一方的に電話は切られた。