お兄さんと【完】
そんなこっちゃんの例えにかずちゃんも笑ってくれた。
「そう、だよね?バカだなぁー。私なに考えてたんだろうね。」
もうきっとこんなことは2度とないよ。
だって今、私たちの気持ちは今まで以上に結束されたから。
「ところでさ、問題はその手紙の送り主なんだけど、うちが思うにはあのケバい女だと思うんだよね。」
「それってこっちゃんに声かけてきたっていう人?」
こっちゃんのよく当たる勘に私はある意味興味津々。
「ケバい女って誰?」
こっちゃんから話を聞いていないかずちゃんは、頭の上に?をいっぱい並べていた。
「うちがケバい女に声かけられて、友達を信用しないほうがいいとか言われたの。軽くあしらったけど。」
「でも、言ってることは私に届いてた手紙と同じようなことなんだね。じゃぁ犯人は同一犯?」