10センチメートル☆ロマンス
「蒼くん、何か読みたい本あるの?」
「特には。ただ、この空間が好きなんだ。
でも、少し本も探すつもり」
そう言って荷物を席に置き、本棚へ向かった。
私、邪魔かな……。
そんな考えが私の頭に浮かんだ時。
「すぐ戻るから待ってて?」
一瞬振り返った蒼くんはそう言って、スタスタ行ってしまった。
……私、一緒に居ていいんだ。
何ともいえない気持ちに、私はどうしたらいいのか分からず。
机に突っ伏して、目を閉じた。
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