10センチメートル☆ロマンス




 しばらくすると、隣に蒼くんが何やら分厚い本を三冊広げ、レポートにまとめてる。



「……全部英語……全く分からない」

「葵さんには無理だろうね」


 視線は手元の本に置きながら、私に悪態をつく。


 ちょ〜〜感じ悪いっ!




「……ねぇ、蒼くん」

「はい?」

「学校始まっても、こうして遊んでくれる?」


「……なに? 急に」


 今まで目線は本にあったのに、急にこちらに瞳を向けた。



「いやっ、学校が始まったら今みたいにそうそう会えないでしょ…?
 私部活してないし……早く終わったら少し位遊んで欲しいなぁ〜なんて、ね?」




< 107 / 352 >

この作品をシェア

pagetop