10センチメートル☆ロマンス
しばらくすると、隣に蒼くんが何やら分厚い本を三冊広げ、レポートにまとめてる。
「……全部英語……全く分からない」
「葵さんには無理だろうね」
視線は手元の本に置きながら、私に悪態をつく。
ちょ〜〜感じ悪いっ!
「……ねぇ、蒼くん」
「はい?」
「学校始まっても、こうして遊んでくれる?」
「……なに? 急に」
今まで目線は本にあったのに、急にこちらに瞳を向けた。
「いやっ、学校が始まったら今みたいにそうそう会えないでしょ…?
私部活してないし……早く終わったら少し位遊んで欲しいなぁ〜なんて、ね?」
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