10センチメートル☆ロマンス




 その声に慌てて振り向くと。

 下駄箱のすみから覗き見ていたであろう、聡くんと大悟くんの姿が…!



「あっ いや!」


 急激な熱を頬に感じながら、慌てて離れようとするけど。蒼くんは私の体を放してくれなくて……。



 絶対面白がってるでしょ…っ!






「……葵さん…。

 俺は、本気で怒ったんだよ。

 今度また誤魔化したりしたら、本気で離れるから」



 ……なんて。


 今までの冗談が嘘のように、急に真面目な顔で私を見下ろす蒼くん。




「……はい」




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