10センチメートル☆ロマンス





「うっわぁぁぁああっ!」







 鼓膜が響くような悲鳴が聞こえ、私の眠りが覚めていく。



「う〜ん……あ、れ…?」



 まだ半分以上眠った頭で周囲を見渡すと、私の後ろの方からゴクン、とのどを鳴らす音が聞こえた。


 振り向くと、蒼くんが壁にへばりつきながら目を見開きこちらを見ている。



「……お、は、よう…?」



 何に脅えているのか分からないので、とりあえず、挨拶をしてみる。


 朝の挨拶は大事だもんね。



 かなり照れ臭いけど。




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