【完】想うのはこれから先も君ひとり
「不安にならなくて良いの。優斗に出来ることをしなさい。」


瑠夏さんに言われるとなんか安心する


「本当は夏休み中に大志さんに会わせたかったんだけど。まぁ、杏莉の気持ちが落ち着いた時で良いわ」


そういえば、そうだったな…


夏休み、あの日以来全く会わなかったし。


「ママ、終わったよ」


「そう。ありがと。愛花、愛花は愛花なりに出来ることをしてあげて」


「うん。分かってる。でも、今は優斗が傍に居てあげる事が1番だと思うな。」


愛花もしっかり考えてる


「じゃあ、後は宜しくね。何かあったら連絡して。一応、来てみるから」


愛花達は杏莉の頭を撫でてから帰って行った


気持ちよさそうに眠っている杏莉


そんな杏莉を見て安心したと同時に“また一緒に居られる”という嬉しさもあった
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