【完】想うのはこれから先も君ひとり
バイトの優雅君を見送りあたし達は個室のある喫茶店へとやって来た


“ファミレスに行く”って言ってたんだけど静かな所が良いって言ったら優斗は個室のある喫茶店へと連れてきてくれた


「好きなの頼めよ」


今日も優斗が奢ってくれるらしいです


愛花は“優雅とは大違いだね”なんて言っていた


あたし達は3人同じものを頼んだ


「にしても、杏莉があんなに言うとは思わなかったよ」


「そう…かな?」


「でも、アイツにはあのくらい言わなきゃ分かんねーよ。」


優斗は水を飲みながら呟く


「でも、杏莉に言われた時の優雅の顔、面白かったぁ。」


確かに、優斗も愛花も含み笑いしてたもんね


「お待たせしました。ごゆっくりしていって下さいね」


店員さんは頼んだ物を運んで来てくれた
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