逃がさない...<狂愛>



空を見上げて、あたしは思わず笑みがこぼれた。


「うわあ...綺麗」


透き通った青空に暖かい日差し

もうすぐ冬を迎えようとしている空には見えなくて


まるで、今のあたしの気分を表しているかのようだった。



はやく弘樹に会いたいな...


そう思うとまた自然と笑みがこぼれてしまう。

いけないいけない...1人で笑ってるなんて、あたし危ない子みたいじゃん


そう思ってまた真顔に戻す。



そんなとき...



「だーれだっ」


急に視界が真っ暗になった。


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