君だけを愛している…




「あのね…ルイス…」


「なんだ」


モジモジとしている私をルイスは不思議なものを見るようにみつめている


「正直に言ってね」


「ああ」


「嘘言ったら知らないからね!」


「ああ」


「………ルイスってナタージャさんの事好き?」


あーッ!!!言っちゃったよ… もし、そうだって言われたら…


私はどうすれば………


緊張のあまりルイスを見れなくて目を固く瞑った





「嫌いではないが苦手な姫だ…」


―…えっ…今……




「――…本当に!?
愛してたんじゃないの?」


ワンテンポ遅れて返事をした


「そんな訳ないだろ…」
そんな私を呆れているルイスだったが…


「そのデタラメ誰から聞いた…」


急に表情が険しくなっていた


「へっ!!

いや…そうなのかなって私が、思った…だけ!」


「…………」


「えっ…ちょっと!」


私は壁に追い込められて しまった…


「本当か?嘘を言っているのならその口を塞ぐぞ」



「ちょ…ルイス!……
っんん!?」




ルイスは私に激しく
優しいキスをしてきた


「…やっ……ンッ」


―だめ!!息が…




いきなりのキスで窒息しそうになりながら必死にルイスの胸を叩いた…


「…ッはぁ、はぁ…」


やっとの事で息が出来た 私は力が抜け、ルイスの胸に身体を預けた





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