桜吹雪*゚。新撰組乱。*゚【壱】





「我女が手を汚す必要はない。」

「お前…誰だ…」



私が刀を振りかざす前に。

大柄な男は倒れていた。




「こいつは長州の人間だろう
薩摩を裏切るつもりだったらしいから
丁度いい。ゲスが」





こいつ…強い。






絶対








「魅景(みかげ)ぇ、なに長州の人間殺してんだよ」


「矢卷吹(やまぶき)こいつは薩摩を裏切り長州に吹っ掛けるつもりだったらしいからな。


殺したところで大差ない」



「まあねえ」





金髪の冷たい感じの男と
黒髪のなんかうざい感じの男が

私をみてきた







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