スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
祐輝が帰って来る時間になっていた。


食事の支度をして、いつものように風呂を沸かして、世利と遊びながら時間を待っていた。


その後憲吾から連絡はない。


多分晴香の連絡を待っているのかもしれなかったが、連絡は明日にしようと晴香は決めていた。


世利を見ていると、心が痛くなったから…


ガチャ…


鍵の開く音…


世利がいつものように玄関に走って出た。


「世利!」


「おかえりなさい…」


言うか言わないかうちに、祐輝の平手が晴香の頬を叩いていた。



突然のことに驚いた晴香に


「お前!いったい何してたのよ?育児もできないで、主婦勤まらないだろう!傷残らないのか?」


それまで我慢してきた気持ち…言わないではけようとしていた気持ちが、晴香の心の叫びになって、一気に吹き出してしまった。
< 113 / 536 >

この作品をシェア

pagetop