スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「柴崎さん!柴崎晴香さん~」


受付で呼ばれたので、憲吾は立ち上がって代わりに行く。


「奥さん、今日はどうされました?診察前に、こちらへ記入してもらえますか?本人書けなかったら、御主人が書いてくださってかまいません」


受付の人は、自分を晴香の夫と勘違いしているようだ。


とりあえず、わかる範囲で記入して、受付に持って行く。


「柴崎さん、もう少しで呼ばれますので、お掛けになって、お待ち下さい」


席に戻ろうとすると、玄関から、里美が息を切らして入ってきた。


「晴香の旦那には電話して、世利ちゃんいるから、家で待っててって伝えたけど、旦那も焦ってたから来るかもしれない…もし来ても私もいるから、憲吾は私の彼氏ってことで」


「わかった…ありがとう」


「晴香…可哀想にどうしたの。私ついてるから、心配しなくて大丈夫だからね…」


「柴崎さん~」
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