スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「うん、右手の指が折れてるみたいで…それで、まず頼みがあるんだけど、晴香の携帯に何度も電話が入ってるんだ。御主人だと思うんだけど…晴香出れる状態じゃないから、里美から電話して、里美といるって伝えてくれないか?」


「わかった!すぐ行くから、10分位で行けると思う」


「頼むな」


待合室に戻ると、顔色が悪く、痛む指を見つめながら、泣いている晴香がいた。


「大丈夫…何も心配しないで…今里美も来てくれるから。俺も一緒にいるし、まずは診察してもらおう」


「あたし…きちんとやったのに、何も聞かずに、叩かれて、突き飛ばされて…あたしなんて祐輝は必要ないんだ…世利さえいれば…」


「後でゆっくり聞いてあげるから、今は落ち着いて」


「ごめんね憲吾…」


「大丈夫だよ。安心して」
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