スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
晴香の母
里美が戻ってくると、薬が効いてて、晴香はぐっすり休んでいた。


里美が買ってきた缶コーヒーを飲みながら、憲吾は不安そうな顔をしていた。


「大丈夫よ憲吾…晴香のママに頼もう。ママならきっとわかってくれるから…晴香の気持ち」


「そうだな…」


「晴香…起きれる?そろそろ行くよ。晴香のママに電話入れるけどいい?」


「うん…」


里美は携帯から晴香の実家に電話を入れた。


「晴香ママ…里美ですけど」


「あら~里美ちゃん元気?」


この様子だと、まだ晴香のことは知らないようだ。


「昨日…晴香指骨折しちゃって…今うちにいるんです…」


「えっ!骨折?」


「はい…多分これから祐輝さんと世利ちゃんも、そちらに行くと思うので…私と憲吾とで晴香届けますね」


「どこ骨折してるの?」


「指です」
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