スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
他の人が見ると、人妻を幼なじみの男性が風呂に入れるなど、考えられない行動かもしれない。


でも、小さな頃から兄妹のように寝泊まりして、風呂にも入ってたのも両親は見ているし、二人が関係を持ってしまったことも知っている。


先日風呂に入れてもらったと、喜んでいた晴香の気持ちを考えたら、両親には何の抵抗もなかった。


ただ、1日も早く晴香に元気になってもらいたい…それが一番の願い。


そして不思議と憲吾にいやらしい感情を持ってみることがなかった。


晴香の右手をビニールで濡れないように止め、髪を母があげてくれた。


脱衣場で母が晴香のことをしてあげている間に、憲吾は服を脱いで、シャワーの温度を調節していた。


「ちょっと憲吾、小さい頃見てるからって、ママにまで裸見せなくてもいいんじゃない?ふふふっ」


「あっ…そういえば…ハハハハッ見ちゃったママ」


「見たよ~ハハッ」


晴香もその様子を見て笑っていた。
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