スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
憲吾と祐輝
晴香は、薬が効いている様子で、ぐっすり眠っていた。


世利も久しぶりママの隣で眠れて安心しているのか、いつもよりも長く眠っている。


晴香の母、憲吾の母、憲吾は、コーヒーを飲みながら、これからのことを話していた。


「憲吾、いいかい。祐輝さんがどれだけのこと言っても、二人の関係を言っちゃ今はダメだよ。晴香ちゃんにとって不利になるのだから…あんた達がやったことは、どれだけ晴香ちゃんが寂しい思いをしていたからって言っても、許されることではないんだよ。晴香ちゃんは人妻。不倫なんて世間では認められない行為なんだからね~」


「祥子~憲吾を責めないで。憲吾だって、そんなのわかっているはず…晴香、昔から憲吾にわがまま言って困らせてたもんね。憲吾優しいから…でも、きっと晴香だって、夫婦として上手くやろうって思っていたのよ~でも、色々傷ついて、心の拠り所に憲吾を求めてしまった…今思えば、憲吾と晴香は本当は一緒になる運命だったのかな~って思うの…」
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