スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「さぁ~晴香、世利、御飯の用意するから、そろそろ入ろうか~」


庭で花に水をあげていた母が言う。


「晴香~御飯、家で食べて行くのかい?」


「憲吾早いって言ってたから、外で食べてみようかな…」


「そうだね~今まで食べれなかった分、美味しいもの食べて、少し気分転換しておいで~」


「ね~ママ…」


「な~に~」


「あたし…祐輝と離婚する…やっぱり色々考えて、優しく変わってくれようと努力してくれてるみたいだけど…あたしは…あたしらしく生きていきたい…」


「そっかぁ~ママは晴香が決めたんだったら、何も言わないよ。でも、祐輝さんと…世利のことだけは、きちんと話し合いするんだよ。世利にとっては、父親なんだからね…」


「うん…わかった」
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