スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
切ないプレゼント
憲吾から夜電話がきた。


今晩はやり残した仕事がまだあって、夜中になりそうなので、今晩は行けないという内容だった。


「憲吾、明日の夜来れるかな?」


「晴香の誕生日かい?」


「それもあるんだけど…日中祐輝から電話があって、パパ、ママ、憲吾に聞いてもらいたい話しがあるんだって…」


「明日、祐輝さん来るの?」


「うん…里美と春樹も来るって…」


「わかった。今日のうちに仕事済ませて、行くから~」


「仕事頑張ってね…明日待ってるね」


「じゃあね…大好きだよ晴香…おやすみ」


電話を切ってから、祐輝が自分に聞いてほしい話しって?と考えてみるが、晴香と別れてほしい…と言われる以外、検討もつかない。ずいぶんと急ぎの話しだな~


とりあえず明日のために、徹夜になっても仕事を片付ける気持ちでいた。
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