スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
携帯を握り締めたまま、ソファーで横になってしまって。


夜鳴きの世利の声に起こされる…


世利の泣き顔を見て、思わず涙がこぼれた…


このままだと自分が絶対保てなくなる。


憲吾の優しさに触れたい。


明日、日中声だけでも聞きたい…


そんな事を考えながら、世利を腕の中に包み込むように晴香は横になる。


眠れないけど…


目を閉じて、憲吾のことだけ考えて…
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