スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「前にも約束したけど、絶対に御主人の前で、俺とのことを感づかれないように…求められたら、夫婦として頑張るんだよ。俺はいつでも晴香を癒してあげる…でも、娘さんのこと家族のことをよく考えて、突発的に行動したらダメだよ。晴香の連絡いつでも待っているから」


求められたらしないで…


本当は言いたい。


たとえ晴香の夫であっても、触れられたくはない…


そんな気持ちを隠しながら、自分の気持ちに嘘をついての約束。


「祐樹とはもうできない…」


「ダメだよ。無理に嫌がったりしたら」


「でも…」


「これ以上は言わないよ。晴香自信の問題だし…」


悲しそうな顔をする晴香の顔を見て、切なくなるが言葉はもう出さなかった。


その代わり、もう一度晴香を抱き寄せてキスして自分の存在を晴香にわからせてあげる。


「大丈夫!晴香なら頑張れるよ。ねっ」


「うん…」
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