エリート医師の溺愛処方箋
……大丈夫なの、あの人…。
今しがた転びそうになった私が心配するのも変だけど、何故か…気になる。
ここからは彼の髪と背中とだらりとした腕しか見えない。
スーツ姿だから、サラリーマンなのかな…。
足元には大きめのアタッシュケース。
……何だろう、この気持ちは。
何だか妙な…。
……そうか。
さっきまでの私と同じ雰囲気を醸し出してるから…。
……親近感…なのかな…?
私はテーブルに人目も気にせずにグッタリと寝そべる彼の後ろ姿をそのまましばらくジッと見ていた。