エリート医師の溺愛処方箋
「あ…れ…。
俺……?寝てた……?」
彼は不思議そうに辺りをグルリと見渡すと、視線を私で留めた。
「……」
「あの…、大丈夫ですか?
あっ…、ごめんなさい、気持ち良く寝ていただけなのかしら…」
「……」
あ、…あれ?無反応?
やだ、…怒ってるのかな。
漆黒の瞳にジッと見つめられ、
……息が止まりそうになる…。
何なの…?胸が、ドキドキしてヤバいんだけど!!
ど…どうしたら…。
「ごっ…ごめんなさい…っ…」
思わず再び謝ると、その目がフッと細くなり、ふわりと笑顔に変わった。
……ドクン…!
や…それは……反則でしょ…。
心にすきま風が吹き荒れている女にそんな風にその笑顔を見せるなんて。