エリート医師の溺愛処方箋
私は最近、笑顔の裏側でいつも考えている。
―――きっと、今のままではいられない。
この子を産むためには、彼から離れないといけない。
未来の院長に、やっぱり私は相応しくない。
――病院を辞めて、田舎に帰ろう。
赤ちゃんの事は彼には言わないでおこう。
優しい千尋の事だから、話せばきっと結婚してくれる。
だけど後になって後悔してもらいたくないの。
私が姿を消せば、病院を共に背負える素晴らしいパートナーが現れるわ。