エリート医師の溺愛処方箋
「だ…って、…ち、ひろ…」
指が震えるのと、涙で視界が悪いのとで、私は箱がうまく開けられない。
「もう…。困ったお嫁さんだなぁ」
そう言って彼はスッと空き地に車を停めた。
「はい、貸して」
私から箱をそっと取り上げると、彼は長い指でするすると箱のリボンと包装紙を解いていった。
「はい」
中の箱を取り出し、私の目前で彼がカパッ、と開けて見せる。
「…うわ……」
そこには、フラワー型のダイヤモンドが四方に輝きを放ちながらキラキラと光り輝いていた。