エリート医師の溺愛処方箋
私が俯いてそんな事を考えていると、彼がカタッと静かに立ち上がった。
「……?」
思わず顔を上げると、急に目の前がフワッと暗くなる。
…えっ…?
…!!!
…千尋が私の唇を塞いでいる…!
え…え…?な…。
驚いて目を大きくしていると、唇からその温もりがフッと離れた。
「目……閉じてて」
甘い声がジワリと耳に届いた直後にまた、唇が重なってきた。
「……ん……」
抵抗する事も忘れ、彼のキスの心地よさにいつしかウットリと、言われるままに目を閉じる……。