エリート医師の溺愛処方箋

…タイプじゃないだとか…、私にとってはそんな次元の話じゃない。

彼の……身体の温もりと、甘く優しく響く言葉が…、今もまだなお身体中に染み渡っているから。

つい、三時間ほど前まで私はあの胸に全身を包まれていたのだから無理もない。


……まずいわ…。
本当に本気になってる。

今すぐにまた、あの優しく逞しい胸に戻って抱き締められたい。

息が止まるほどにキスしてほしい。


………いけない。
仕事中は忘れないと。
命を扱う病院の中でも、もっとも多くの救急患者を相手にするこの科は常にクオリティの高い集中力が要求される。



< 59 / 208 >

この作品をシェア

pagetop