エリート医師の溺愛処方箋
……全く…最悪の誕生日だ。
これまでで一番幸せなバースデーを迎えるはずが、今までで一番不幸になるなんて、予想すらしなかった。
……帰って眠ろう。
何もかもを忘れたい。
朝になったら全てリセットして、二十五歳の新しい自分になるのよ…!
そんな風に思うと、何だか気持ちの中の霧が徐々に晴れていくような気分になる。
もちろん、落ち込んでいない訳ではないけど。
あんな男ごときに傷付く事すら馬鹿馬鹿しく思えてきた。
怒りに任せていたせいか、未練もない。
昔からすぐに気持ちを切り替える事が出来る、この前向きな性格に感謝しないとね。
よぉし、また明日から頑張るぞ。