心の奥まで覗いてよ【仮面de企画】
手の中に託された、のB太くんのお面を握り締めながら私は決意した。
「理子。」
「うん??」
「私…決めたよ。
このパーティーに参加する。」
弱虫な私だけの決心ならこんな風に、強くなれたりしない
だけど…
理子が応援してくれてる。
理子の信頼を私は決して裏切れない
ううん…違うね?
裏切りたくない。
「私…ちゃんと向き合うよ、レンと自分に。
それで…ちゃんと謝る。
あんな酷いこと言ってごめんね…って」
うん…
カレには好きだと伝える前に、まず謝らなきゃ…ね。
話はそこからしか始まらない。
そう…理子に伝えると
「上出来。
生まれ変わった優希に会えるのを楽しみにしてるわね。」
そう言って
理子は少し冷めた紅茶をゴクンとノドに流し込んだ。