あなたたちは私の宝物
母親学級へ行く為に準備をしていた

化粧を済ませてから服を着替えた

私はまだ今までの服を着る事が出来ていた

まだお腹が出てないから

ジーンズにTシャツ

フミさんが迎えに来てくれるのを待っていた

フミさんが迎えに来て助手席に乗った

『緊張してきたよ』

『大丈夫よ、みんな同じママなんだから』

フミさんに元気付けられ
私は母親学級に向かった

市の施設の一室で行われる母親学級は
参加人数が10人程度

若いママから年配のママ

一人一人自己紹介をした

私はフミさんの隣に座って自分の番を待った

私の前にフミさんが自己紹介をしていた

ん?

マサの同級生とは名字が違っていた

どうしてだろう?

まだ入籍してないの?

そんな疑問を抱えたまま
私の番になってしまった

私はとりあえず名前と
生年月日と出産予定日を一気に話した

フミさんは私が名前を言った時に私の顔を見た

私と同じ疑問を持っているんだろうなと思った

母親学級に参加している妊婦さんの中で
フミさんが一番年上で私が一番年下だった

母親学級は妊娠初期の症状についてだとか
家族の協力についてとかそんな勉強をした

それから体重管理の事を厳しく指導された
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