あなたたちは私の宝物
入院していても、妊婦検診はあった

41週と4日

恐ろしい事に、私の体重はプラス15kg

このせいで、陣痛が起きないのかもしれない
とまで言われてしまった

それから、重大な事を言われた

胎盤が弱っています

先生の口から告げられた言葉

初めての妊娠にしたって、胎盤が弱ってると
言われれば、赤ちゃんに影響がある事くらい
すぐにわかる

産婦人科には、3人の医師がいて
同じ曜日に妊婦検診を受けたから
いつも私の妊婦検診をしてくれる先生は
外来にいて、入院中の私の妊婦検診は
違う先生がやってくれていた

それだけでも、いつもと勝手が違って
微妙に緊張気味だったのに
思いがけない事を言われる事になった

そして、その先生の下した判断は
このまま陣痛が来なければ、赤ちゃんが
危険になるので、42週で出産します

そういう判断だった

41週の最後の日の午後から陣痛促進剤を
服用するという方法で、陣痛を起こさせるのだ

そして、それでダメなら帝王切開だった

何かが大きく動き出していた

何もかもが初めての事だらけの中で
不安だけが、どんどん大きくなっていた

すぐに、マサとママに電話で報告した

ママは、ちゃんと付き添っていられるように
段取りを取ってくれるようだった

陣痛促進剤を飲み始めるのは
3月17日の午後2時だった

マサは17日の午後から休むと言っていた

それまでに、自然に陣痛が起きて
産まれてくれればいいんだけど
たぶんこのままでは、無理っぽかった

とにかくドキドキしているだけだった

あまり美味しくない病院食を平らげて
1人の淋しくてゆっくりした時間が
どんどん過ぎていくだけだった

そして、予想通り3月17日を迎えてしまった

朝から日差しが眩しい日だった

私の出産はいよいよ始まるんだ

ようやくユウに会えるんだ

もう少しだよ、待っててね

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