空しか、見えない
「オー、義朝だ! なあおしゃもじハッチ、こっちに集まって応援しようぜ」

 環の号令で、ハッチのメンバーは彼の後ろに勢揃いして、肩を組んで、応援を始めた。
 それを真似て、他のバディも応援を始めた。
 本来、クラスごとの団体行動なはずなのに、いつしか各バディの大応援合戦になった。
 まるで、遠泳のときのようだった。
 義朝は、歯を食いしばって食べていた。変な言い方だが、本当にそうとしか言えないような顔をして、途中からは目を白黒させていた。
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