おもいでぽけっと
「ごめん!二人とも!俺寝坊しちゃって…。で、急いで紗那ん家行ったら、こいつ用意できてなくってさぁ。」


遼基の言葉に虎太郎とあたしは笑ってしまった。


「…ははは!マジかよっ!まさか当たるとは思ってなかったし…!」

「あたしも!あーははは!腹筋痛いっ!」


「ちょっと!何笑ってんの?柚子!虎太郎!あたしも混ぜて!」

「ん~とね、コソコソッ」

あたしは紗那にこそっとさっきの予想について話した。


「へぇ~。柚子も虎太郎も超能力あるんじゃない!?
…てか、遅れてごめん!楽しみすぎて用意すんの忘れててさぁ…。」


「用意すんの忘れてたって…ある意味すごいな。そこまでは予想できないな?柚子。」


「そこまで予想できたら本当に超能力だね!」


…と遼基を除いたあたしたち3人で盛り上がっていると、


「おい!何の話?俺も混ぜて!」


やっと遼基が話に入ってきた。


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