おもいでぽけっと
海を目の前に騒いでいる紗那と遼基とは違い、あたしと虎太郎はあまり騒いでいなかった。
紗那はそんなあたしたちを見て不思議に思ったのかこう言った。
「ねぇ?柚子も虎太郎も何でそんなにおとなしいの?うちらの住んでる街って海遠いからなかなか行けないでしょ?」
「あ~、俺らが前住んでたところって歩きで行けるくらい海が近かったんだよね。」
そう。あたしたちが前に住んでたところは今の街と隣の市とはいえど遠くて、海も家から見えるくらい近かった。
紗那はそんなあたしたちを見て不思議に思ったのかこう言った。
「ねぇ?柚子も虎太郎も何でそんなにおとなしいの?うちらの住んでる街って海遠いからなかなか行けないでしょ?」
「あ~、俺らが前住んでたところって歩きで行けるくらい海が近かったんだよね。」
そう。あたしたちが前に住んでたところは今の街と隣の市とはいえど遠くて、海も家から見えるくらい近かった。