貧乏お嬢様と執事君!
お嬢様、目が眩んでしまわぬようにサングラスを着用してください




ゼフィール学園から数時間バスに揺られた場所には大きな遊園地があった。


人の熱が去っていくのと同じで、街のネオンの輝きも薄れ始めている。


だがまだところどころにその跡がちらほら見える。


流石にトナカイやサンタのお役目は終了したが、クリスマスツリーの出番は後三日はもつだろう。


片付けるのも大変手間がかかるツリーは、ぎりぎりまで街の中心部や遊園地のど真ん中で人々の目を眩ませるはずだ。


見に行くなら本場より少し遅れたほうが混んでなくていい。


椿野はそう考え、その遊園地に鷹司と、二人っきりで行く予定を立てていた。


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