貧乏お嬢様と執事君!


「そのまま踏みつけれるぐらいまで縮んでください。ひと思いに踏みつぶして差し上げましょう」


「お前本当に執事か!?」


このタイトル変更したほうがいいんじゃ………と怪物の手から逃れた井筒は髪を整えた。


そこに、椿野が参戦してきた。


彼女は白い息をライトアップさせながら


「その時は私のハイヒールのかかとでプチっとやってあげるわ」


アピールするように地を踏みつける椿野。


「どこの話に入ってきているんだい!それに椿野さん!目がキラキラしてるよ!」


「ライト効果よ。ほら美しい女性は照らされると余計美人に見えるっていうし」


「自分で美人言うなよ!」


彼は椿野の鋭くなっていく視線に警戒し、再び攻撃の槍の先をカイトにむけなおす。


せわしなく足が震えている。


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