貧乏お嬢様と執事君!


告白方法その1


そのまま思いを伝えてみる。


これのどこが普通ではないのか。井筒の脳内を斧で叩き割ってみたい。


しかし井筒は


「まあ待て。まずは印象付けてからだ」


と屁理屈を説いた。


どうせ作戦を考えてなかったんだろう。


「うるさいな。僕の予定ではあの情熱的な手紙で一発OKの予定だったんだ」


あの大量の手紙の中でもひときわ異彩を放っていた内容を受け入れてくれると思っていたようだ。


内容は書くほうが脱力するほどのバカ文章だったので書くに値しない。


< 95 / 333 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop