短編集~The Lovers WITHOUT Love Words~

「はぁ?」

怪訝な表情を浮かべる店主。
雪音は恵一をつつく。雪音は俗世間からは隔離されてきたが、少なくとも恵一よりは空気が読めた。

小声で、
「ね、明日にしようよ!私、トイレとか廊下でも大丈夫だよ?」
と提案したが、

「だめだ」

恵一は頑なだった。

「どうして?」


「俺とお前は、赤の他人だ」


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