マスカレード【仮面de企画】
「面白そうですね。どんな賭けなんだろう」
悟の方をチラッと見ると、どうぞ言ってとばかりに優雅に一礼する。
いいわ
どうせ今夜だけのお遊びだもの
「今夜わたしがあなたを落とせるかどうか。わたしは落とせる方に、友達は落とせない方に五万円。金額が少なくてごめんなさい」
すると
意外にも柚月さんは大声で笑った。
「素敵な趣向だ。わたしにも一枚乗らせてもらえないかな」
「お好きにどうぞ」
柚月さんはわたしの手を取ると、うやうやしく手の甲にキスをした。
「では、今夜わたしがあなたを落とす事ができなかったら、百と五万円を寄付しましょう」
「あなたが勝った時は、どうすればいいのかしら?」
「あなたから魅惑の夜をいただきたい」
ワクワクするわ
「ステキね。その賭け、乗ったわ」
気分が高揚している割には、クールな声が出せた。
「何でわたしを楽しませて下さるのかしら?」
柚月さんが手を差し出した。
悟が小さく親指を上に向ける。
わたしは彼に投げキッスをして、柚月さんと一緒に仮面の海へと漕ぎ出した。
魅惑の夜を確信しながら
悟の方をチラッと見ると、どうぞ言ってとばかりに優雅に一礼する。
いいわ
どうせ今夜だけのお遊びだもの
「今夜わたしがあなたを落とせるかどうか。わたしは落とせる方に、友達は落とせない方に五万円。金額が少なくてごめんなさい」
すると
意外にも柚月さんは大声で笑った。
「素敵な趣向だ。わたしにも一枚乗らせてもらえないかな」
「お好きにどうぞ」
柚月さんはわたしの手を取ると、うやうやしく手の甲にキスをした。
「では、今夜わたしがあなたを落とす事ができなかったら、百と五万円を寄付しましょう」
「あなたが勝った時は、どうすればいいのかしら?」
「あなたから魅惑の夜をいただきたい」
ワクワクするわ
「ステキね。その賭け、乗ったわ」
気分が高揚している割には、クールな声が出せた。
「何でわたしを楽しませて下さるのかしら?」
柚月さんが手を差し出した。
悟が小さく親指を上に向ける。
わたしは彼に投げキッスをして、柚月さんと一緒に仮面の海へと漕ぎ出した。
魅惑の夜を確信しながら