森林浴―或る弟の手記―
私は取り敢えず、これ以上佐保里姉さんに関わらないことを条件に、修介殺しの件を警察に知らせないことを約束しました。
香保里はそれに泣いて感謝してきました。
ですが、その表情は更に醜く、こいつが自分の従姉になるのかと思うと吐き気すら感じました。
歪んでいるだとか、そんな簡単な言葉ではありません。
こいつさえいなければ、佐保里姉さんの人生は輝くものでしたでしょう。
香保里の旦那も、佐保里姉さんを嫁に貰っていたなら、浮気などという詰まらないことはしなかったはずです。
佐保里姉さんの人生は全て、この女のせいで滅茶苦茶になったのです。
そんな佐保里姉さんですが、修介の死後、すっかり生きる気力をなくしてしまいました。