森林浴―或る弟の手記―
私は挙式はせずに入籍だけする、という二人の為に、写真を撮る為の衣裳と、佐保里姉さんと表、そして修介の三人が住まう家を用意してやりました。
そして、ご祝儀も弾むつもりでした。
佐保里姉さんはそんなには悪い、と何度も遠慮しましたが、私はようやく佐保里姉さんが幸せを掴めるなら安いものだと思っていました。
ですがまた、悲劇が起きたのです。
どうしてこうも、佐保里姉さんには悲劇がついて回るのでしょう。
この頃には、ただの運命の悪戯には思えなくなっていました。